計量に関するルールが書かれている計量法
計量に関することは、法令でさまざまなルールが決められています。計量器に関する法令だけでなく、分銅に関することを規定した法令もあります。こうした法令の内容をしっかりと把握しておけば、法令に従った形で正確に計量ができます。計量に関することが規定された法令の代表的なものは、計量法という法律です。この法令には計量をするときに守る必要がある規定が多く記載されています。こうした法令ではおもりの種類についても規定されています。計量のために使用されているおもりの中でも、特定の目的のために使用できるものに関する規定もあります。特定計量器を使用して計量をする時に使用できるおもりについても規定されていて、それ以外の種類のおもりを使用して特定計量器で計量することは法令に違反します。
法令で決められている有効期限など
計量に関する法令で規定されている基準分銅は、取引や証明のために使用することができるおもりです。検定や検査をするために使うことができます。各地方の自治体に設置されている計量検定所などの施設で基準器の検査を実施しています。この種類のおもりの有効期限や校正の周期に関することも、法律では決められています。検査するおもりの等級によって、有効期限や検査の周期はそれぞれ違いがあります。そのために、自分の所有しているものがどれくらいの周期で検査をしなければいけないかを知りたい場合には、法令を見て調べることができます。特級基準分銅という種類の場合、3年が校正の周期になります。法令の規定により3年ごとに必ず検査をしなければいけないため、忘れないように注意する必要があります。
法令で決められているその他のこと
計量に関する法令では、その他にもさまざまなことが規定されています。分銅に使用されている材料の種類によって、校正の周期が異なることも法律で決められていることです。等級によって具体的な周期が決められていることが一般的ですが、等級以外の基準で検査の周期が決められることもあります。ステンレスで作られているものの場合、5年が検査の周期になっています。これは他の素材で作られたものの周期と比較した場合、長めの周期になっています。そのために頻繁に検査をするのが面倒な場合には、初めからステンレス製のものを選んで使用した方が最適です。鋳鉄を使用して作られているものの検査の周期は1年です。